おさしみ備忘録

どうでもいいけど忘れたくないこと

ディスカバリー:発見すること

 

こんばんは、アカミです。

 

GWということで、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ここ最近はブログ更新も滞っておりました。3月でVRChat活動が半年を迎えたので何か書こうかとも思ったのですが、別件で書きたいことができたので後回しにしております。

 

そんな中、3月末に発売された星のカービィ ディスカバリー、ほぼ100%クリアまで遊んだので感想を残しておこうと思います。

 

www.nintendo.co.jp

 

従来の2次元的な遊び方から一変し、完全3Dへと生まれ変わった星のカービィですが、遊んでみると馴染み深いカービィワールドが待っていました。

 

 

迷わせない3D

 

3Dのアクショゲームというと、操作が複雑になったりとか、目的地や趣旨が理解しにくいといった弊害が生まれるものです。従来シリーズが2Dなら、そこと比べてしまって尚更強く感じることと思います。

 

でもそこは流石カービィ、移動とジャンプ、そしてすいこみの今までと変わらない操作で自然と遊べます。ロボボプラネットのサブゲームであるカービィの3Dチャレンジおよびカービィのすいこみ大作戦で一足先に3D化して、その流れを汲んだ操作性です。

 

ロボボとすいこみ大作戦では存在しなかったコピー能力については、大幅に操作が簡略化されています。コピー能力の種類自体も(進化を除けば)少なめですが、新要素のすいこみ変形が要所で登場するのでそんなにマンネリ感は無いです。そもそも最近のコピー能力は謎解き用のギミック的側面が強く、多くても複雑ですしこれぐらいがちょうど良いような気もします。

 

またステージ数も少なめですが、一つ一つのステージがかなり広く、3Dになったフィールドで思い切り遊べます。

今作は3D作品としては珍しくカメラがほぼ固定で、そのおかげで操作が簡単なわけですが、そう聞くと自由度が低く感じてしまうもの。実際3Dゼルダや3Dマリオシリーズとは3Dの魅せ方が全く異なるので、オープンワールドや箱庭的な自由度を想像すると違和感があるかもしれません。

一方で、このゲームの根幹を成す収集要素やそれに付随する謎解きは、そんな固定カメラの3D表現を生かしたものになっています。

ディスカバリーの名のとおり、怪しいところを調べる、くまなく探索するといった、発見の面白さは他の3Dゲームに引けを取りません。カメラが固定されていると逆に怪しいところの目星をつけやすく、おあつらえ向きに道があったりして……昔のゲームは収集要素はオマケとして難しく意地悪な設計にされていることも多かったですが、探索と収集を切り離さずに初見プレイのわちゃわちゃ感のまま発見の楽しさを味わうことができるゲームでした。

 

 

カービィ特有の不気味さも健在

 

特に最近のシリーズで顕著ですが、カービィと言えばかわいい世界観に似合わないストーリー性も忘れてはいけません。

 

従来シリーズはそうした要素を明言することは少なく、最終盤に敵の目的が分かるとか、別作品との繋がりを示唆していたりとか、解る人には解る程度の要素であったと思います。

 

今作でカービィは今までの舞台であるポップスターとは全く別の世界『新世界』に迷い込むわけですが、新世界は荒廃した文明の跡が随所に残る超意味深な世界です。そのうえ迷い込んだ理由も”ビースト軍団に攫われたワドルディを救うため”であり、ビースト軍団が何者なのか、そもそも何故攫われたのかも謎。さらには同じく捕らわれそうになっていた謎の存在『エフィリン』……ストーリーの導入にしては初っ端から謎が多いんです。ドロッチェ団なんかケーキ盗られただけだったのにね……

 

そんな感じでしっかり物語を用意していますと言わんばかりの導入、ストーリーの要所ではムービーが挿入されますし、アクション以外もかなり気合入れて創られていることが窺えます。というか、実際すごく良かったです。

細かい設定も、収集要素の一つである『フィギュア』のフレーバーテキストで補完されたりされなかったりしています。余談ですが、ほぼ100%の所以はこのフィギュアのせいです。この手の収集要素はトリプルデラックスで不評ではなかったのか……?

 

 

トロピカルウッズ

 

きみ何しに来たの?

 

 

おわりに

 

ゲームが苦手な人にも遊びやすい星のカービィシリーズ、それは3Dになっても変わらなそうです。クリア後のやり込みは少しあっさりした感もありますが、最近のゲーム全体のトレンドでもあるように思いますし、本編の遊びがしっかり詰まっているのでそれほど気にはならなかったです。

 

2人でも遊べますんで、GWの暇つぶしにいかがですか?

以上、また次回!