おさしみ備忘録

どうでもいいけど忘れたくないこと

天穂のサクナヒメを遊んでほしい

米は力だ

 

こんばんは。アカミです。

 

既に巷で話題ではありますが、例に漏れず僕も遊んでおります。色んな意味で手探りなゲーム性がめちゃくちゃ面白い。

www.marv.jp

 

このゲームを一言で表すと「逆ガーデンスケイプ」です。

 

天穂のサクナヒメを触った印象

逆ガーデンスケイプってどういうこっちゃと思われるかもしれませんが、このゲームの広告とかPVを見たときに、なんとなく胡散臭さを感じてしまったんですよね。それでホントに面白いのか?って。和風アクションRPGって言ってるし、どうせ稲作はオマケの作業なんだろうと。

 

ところがどっこい蓋を開ければホントに稲作が重要な要素として確立されているし、かといってアクションやRPGの要素が蔑ろにされているワケでもない。「ちゃんと広告のとおり」のゲームでした。まぁそれが当たり前なんですけどね。珍しい稲作をテーマにしたゲームだからこそ、それが衝撃的だった。

 

稲作シミュレーションとしての遊びは、Twitter等で話題のとおりです。一般人からしたらかなり高度なことを求められるし、わざと不自由だったり手間がかかるような仕様にされている部分もありますが、物語を進めると少しずつ稲の育て方についてのノウハウが身についたり、新しい農具が手に入って作業が楽になったりと遊びやすい作りになっています。

 

農林水産省のHPが攻略Wikiと言われていますが、ホントに見に行かなくてもゲーム自体は十分遊べます。でも色々調べてみた方がゲーム体験としては重要だと思うので…まぁその話はまたあとで。

 

 

アクションと時世の闇

上記のとおりゲームとしてはやっぱり稲作が目立つんですが、アクションゲーム要素もしっかりと作られていて非常に爽快です。時間の概念があるため、若干もっさりした操作性ではありますが、敵との戦いにおいては”羽衣”を使用した回避やコンボで縦横無尽に動き回れて「俺うめー感」が味わえます。とはいえ、サクナヒメは米を育てないと基本的に強くならないし、敵は群れて出てくるので、各上の敵などとの戦いではあっさりやられます。適当に操作しても気持ちよくなれるけど、立ち回り方もしっかり覚えていかないと探索の効率が上がらない絶妙なバランスだと思います。

 

サクナヒメとその仲間となるキャラクター達も、それぞれ個性があって良いですね。はじめは成り行きで暮らすことになりお互いの事もよく分かりません(サクナヒメからしても、プレイヤーからしても)が、だんだん仲間たちの生立ち・素性や世界情勢が見えてきます。割と闇が深いです。

サクナヒメ自身は主人公としてあまりにもくそったれですが、しっかり人(神だけど)としての成長が描かれていくわけです。稲作についてもプレイヤー同様初心者なので、一緒に成長している感があって主人公適正◎です。

 

この感じ、なんとなくけものフレンズ(アニメ1期)を初めて見たときの感覚に似てます(主人公はダメ人間じゃないが)。最初は謎が多くて正直面白くないんですが、だんだん点と点が線で繋がっていくというか…まぁまだ序盤なんで、そうなると良いなという希望的観測ですが。

 

まとめ

インディーズゲームとは思えないほど、うまいこと纏まっているゲームだと思います。とりあえず遊んでみてほしいと思えるゲームです。

 

僕が購入に至った一番の決め手は、話題になった際の内容でした。農林水産省が云々と書きましたが、プレイヤーがゲーム外で行動を起こした事が遊びに反映される仕組みって大切だと思いますし、自分が好きなゲームなんですね。ゲームなんか遊んでも時間の無駄とか言う人もいますが、何事も結局はそれができるかできないかの差だと思います。ただ、その行動は自発的に行う必要があるわけで、どうしても面倒ですよね。天穂のサクナヒメは、拘りぬいた稲作の仕様により肯定的にプレイヤーへ行動を促していたので一気に興味が湧いたわけです。

 

”あつまれ どうぶつの森”なんかもこの傾向にあるかなと思います。島を作るためにはあまりにも放任されているので、色々調べたり試したり。そういうのってゲームの中だけでは解決しませんからね。

 

人生なんでも勉強です。

以上、また次回!