ガンバレ組は一緒だよ【World's End Club】
こんばんは、アカミです。
5月27日は色々とありました。
ドラクエの35周年記念特番、モンハンライズの無料アップデート、スーパーボンバーマンRオンラインの配信開始、ウマ娘の生放送…とにかく盛りだくさんの一日でした。ドラクエ3のリメイク楽しみです。
そんな中で一本のゲームが発売されたのです。それこそがWorld's End Club(ワールズエンドクラブ)です。
事前に体験版が配信されていて、何となく遊んでみたらかなり面白かったので発売を楽しみにしていました。
モンハンもボンバーマンもウマ娘の存在も忘れてひたすら遊び続けていたくらいです。ドラクエはさすがに観ました。
ネタバレには気を付けますがアドベンチャーゲーム故の万が一もありますので、この先の閲覧にはご注意ください。
このゲーム、制作陣がダンガンロンパシリーズに関わっている方々ということですが、僕はダンガンロンパ全く触れたことがありません。
でも、パッと見で個性が爆発してる感あるじゃないですか。ゲームのあらすじやキャラクターデザインとか、独特の雰囲気を漂わせてます。
ワールズエンドクラブも実際そのとおりで、竹さんのキャラクターデザインはどう見たって個性だし、キャラクターの名前が全員あだ名だし独特なのも個性、小学生がデスゲームさせらて、そこから日本横断させられるのも個性。
この手のゲームの常として、そうした要素の何かが刺されば良いですが、そうでなければ手を出しにくいですよね。僕はキャラクター性がデザイン込みで好きだったのと、ストーリーが気になったことが大きいです。
それを踏まえて、一通り遊んだ今このゲームを人にオススメできるのか?というと、かなり怪しいです。決してつまらない訳ではありませんし個人的には面白かったのですが、客観的に見てオススメできる要素が少ないように思えます。
気になる点
◆ストーリー
複線の張り方と回収のテンポが良く、続きが気になるし引き込まれる。一方で突拍子もない展開も多い。やりたいことやりました!なので無理やり繋げました!といった制作者都合感もある。ゲームならではの見せ方とかは上手かったと思う。
◆キャラクター
各キャラクターはそれぞれ個性が立っていて、分かりやすいし愛らしい。個性的過ぎて、気持ち悪い・不快レベルまでいっちゃってることもある。小学生とはいえ、大した意味のない下ネタがキツい。
◆ゲーム性
各ステージは、「STORY」「ACT」「CAMP」の3種類のどれかに分類されている。ACTステージは横スクロールパズルアクションとされているが、正直パズルアクションと言うほどのパズルもアクションもない。ストーリーは気になるけどアクション苦手って人にとっては遊びやすくて良いかもしれないが、パズルやアクションを期待すると間違いなく後悔する。パズルとして考えれば妥当かもしれないけれど、操作性はあんまり良くない。
収集要素のシールも、集める意義を見出せない。隠されていたり謎解きらしいこともなく適当に近くまで行けば手に入っちゃう。
そもそもストーリーに力入れすぎてアクション要素がオマケみたいになってる。
◆その他
上記のとおり引き込まれるストーリー展開や、複線がガンガン張られていく一方で、ログが遠いし使いにくい。メニューのコレクション内に「会話の記録」がある。何故。
ACT中の進行に合わせて画面上で展開される会話は、新しい会話のフラグが立つと現状の会話が飛ばされる。一応ログから読めるけど前述のとおり遠い。
と、まぁこんな感じでしょうか。決してつまらないことはないんですけど、粗削りというか、詰めが甘いというか、何か大切なところが欠如している感があります。良くも悪くもインディーズっぽいです。
ストーリーも、多分好き嫌いあるタイプの展開です。僕は好きですけど。
でも一通り遊べば、ガンバレ組のみんなのことを好きになれるとは思います。ガンバレ組のテーマで泣く体に改造されました。キャラクターそれぞれにフィーチャーした話は魅力をさらに引き出して本当に良かった。
兎にも角にもまずは体験版を遊んでみるのが良いと思います。続きが気になればあとはミステリー小説でも買うつもりでいるのが一番かなぁ。小説にしては高いけど。
少なくともアクションゲームとして買ったらダメです。これだけは間違いない。
以上、また次回!