おさしみ備忘録

どうでもいいけど忘れたくないこと

SANRIO Virtual Fes in Sanrio Puroland へ行った

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こんばんは、アカミです。

 

12月11日~12日にかけて開催されたSANRIO Virtual Fes in Sanrio Purolandへ行ってきました!

 

v-fes.sanrio.co.jp

 

サンリオピューロランドの地下を舞台に、VTuberや実在のアーティストの他、主にVRで活躍するパフォーマーも登場する大規模VR音楽フェスイベントです。

 

トップページに『サンリオファンからバーチャル上級者までみんなで盛り上がれる』と書かれているとおり、幅広く楽しめる良いイベントでした。

 

 

イベントの感想については色んな方が書いていると思うし、実際そのとおりだと思います。とにかくこの2日間で凄いことが起こったのは間違いありません。家にいながら、本格的な音楽ライブを目の前で観ることができる...いやぁ、とんでもない時代になったもんだ。特に大きな問題も起こらず、日本人のみならず海外のユーザーも一緒になって楽しめるイベント、それを企業が企画して執り行っていることの凄さですよ。

まず相当の感動があったという前提の下、僕は僕の思ったことを書きます。

 

実在するMashumairesh!!

僕がこのイベントの有料チケット購入に踏み切った一番の理由はMashumairesh!!が出演するからでした。もう、即決でした。

Mashumairesh!!は、サンリオ発の音楽&バンドがテーマのキャラクタープロジェクト『SHOW BY ROCK!!』に登場するガールズバンドです。2度目のリニューアルを遂げたスマホアプリとアニメ3期の主役とも言えるバンドで、一見バラバラに見える4人の絆のエモさが魅力です。

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今回のフェスは生演奏ではなく事前に用意されたデータが動いているっぽいので、実際の音楽イベントと比べてしまうとどうしても会場の一体感とか熱量とかは感じられません。コールアンドレスポンスも観客同士で遅延があるので絶対合わないです。これは決してつまらないとかではなく、技術的に仕方がないということです。

バーチャルアーティストの演目は目の前で3Dモデルが動くわけですが、VTuberの魅力のひとつはその実在感なわけで、これは既に用意されたものと分かると感動の一方でちょっとズレた感覚もありました。繰り返しますが、決してつまらないとかではなく、技術的に仕方がないのです。

バーチャルでの体験としては物凄く豪華なことは頭で理解できるんですけど、音楽フェスの楽しさとして考えると、液晶画面とネットワークの存在が魅力を損なってしまうことは事実として受け止めるほかありません。

 

その一方で、Mashumairesh!!の場合は逆で、バーチャルで観ることこそが現状最上位の体験と言って差し支えないでしょう。だってゲーム・アニメのキャラクターは実在しないんですから。イベントとして声優が出演する音楽フェスは過去開催されていますが、(もちろん声優のファンの方はそれで良いと思いますが)本質的には声優が歌うところが観たいわけじゃないんです。でも、ここではMashumairesh!!のキャラクターたちが目の前で演奏している、目の前で歌っているのです。サンリオのお膝元ということもあり、非常に生き生きとした演奏に心を打たれました。ルフユのドラム捌きとか見ました?あれヤバすぎでしょ。まさに神ドラム。最高。

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腕や足の動きもキレイに再現されてました

 

これを観てしまったからには、もうSHOW BY ROCK!!オンリーのバーチャル音楽フェスイベントを期待せずにはいられないんだ。頼むよサンリオさん!

 

 

極上のVR体験 CHILL PARK

現実での楽しみ方が具体的にイメージ出来ることをVRに落とし込んで再現する。それ自体は新しく何かを始めようとすれば自然なことですが、どうしたって物足りない感じがあるものです。だからこそ上記の感想なわけですが、そこは当然サンリオも分かっていたのだと思います。多分、今回のフェスで一番注目すべきはCHILL PARKだったんだと思う。このイベントがin Sanrio Purolandたる所以。

 

CHILL PARKは無料で入場できるエリアで、サンリオキャラクターによるライブが催されたり、物販的スペースがあったりとか、集会場みたいな役割を持ったエリアでした。

 

フェスの合間にちょこちょこ遊びに行きましたが、ライブ以外の時間でもサンリオキャラクターが遊びに来ることがあって、ちゃんと意思があるタイプのやつなのでカワイイです。写真撮影には長蛇の列ができていました。

 

それと、やっぱり外せないのがキヌさんのパーティクルライブです。パーティクルとは、炎とか光とか、いわゆるエフェクトを指すCG技術で、そういった電子空間ならではの表現を盛り込んだ音楽ライブがパーティクルライブというわけです。こちらも感想については、他の方々が仰っているとおりです。パーティクルライブはVRで観ると本当に度肝を抜かれます。僕も初めて観たときは言葉が出ませんでした。

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会場に入ったら僕の推しVTuberがいたので、奇しくも「バーチャルYouTuberのいのち」を推しVTuberを目の前にして聞く…というか観るというか、貴重な体験ができました。バーチャルYouTuberは生きている、確かに。

 

とまぁ、この無料会場はとにかくVRでの体験に重きを置いているんです。一応VRChatはデスクトップモード、つまりVR機器を持たずとも遊べて、勿論この会場にもVR無しで来ることができます。でもそんなことは一切お構いなし、VRだとこれが目の前で楽しめるんだぞ~と言わんばかりに、YouTubeで公式がストリーミング配信していました。画面越しに見ても十分に楽しめないのに、そんなことは創ったサンリオ側が一番分かっているハズなのに。分かっていて射幸心を煽るわけです。

でも実際に体験すると、VRを通じた体験を満喫できるテーマパークが広がっています。そのあたりはピューロランドを運営するだけあってプロフェッショナルな仕上がりでした。

 

ちなみにリアルのピューロランドの公式サイトは、全天球カメラによる疑似的なVRの案内ページを用意しています。さすがです。

www.puroland.jp

 

おわりに

そんな感じで非常に満足感のある2日間でした。クラブフロアのALT3に入れなかったのは心残りでしたし、そもそも2日間でやるにはあまりにも密度が濃すぎたので、また開催してください。特にALT3はJoin戦争に負けて別インスタンスに一人飛ばされても、DJの音楽自体は流れているので生殺し感が強いです。悔しい。クラブってそういうもんじゃないじゃん。それも含めて体験なんだけれどもね。

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なんかすごい時代になったんだなぁとしみじみ思いました。これからもっとすごくなるんだろうね。楽しみだ。

 

以上、また次回!