FEサイファと僕
こんばんは、アカミです。
今日でファイアーエムブレムサイファの公式サポートが終了します。何だかんだで4~5年近く遊んだわけで、感慨深いですね。
僕がサイファを遊んで何を感じたのか…ということは、概ね最後の公式生放送に送ったお便りのとおりです。一応放送内で紹介されました。割愛されたけど。
こういった文章を書く人間なので大層なことは書いてありませんが、一時停止すれば読めるらしいです。気になる方はアーカイブを見てみてください。
FEサイファのおかげで、本当に様々な出会いに恵まれたと思います。出会いと別れはFE最大のテーマですから、ある意味カードゲームと相性は良かったのかもしれませんね。
僕がサイファを始めたきっかけは、第3弾の体験会・対戦会に参加したことでした。
就職を機に引っ越したものの、当然知り合いなんていないし、会社にも同年代の同僚がいない状況で暮らすことに苦痛を感じ始め、何か始めないとと思ったわけです。
とはいえ、もともと人見知りが激しく、昔から人間関係が芳しくないことは自覚していました。そんな人間が、いきなり世間一般でポピュラーな対人関係の趣味を始めるなんて無謀も無謀です。
そこで見つけたのがFEサイファでした。カードゲームならば少しだけ遊んでいたこともあったので、まだ始めやすいかなと思ったのです。
FEのゲームに関する知識は直近に発売された数作を遊んだ程度で皆無に等しかったものの、合わなければすぐ辞めるくらいの気持ちで遊びに行って…紆余曲折あり今に至ります。遊んでみれば大体のことは杞憂でした。
じゃあサイファを初めて遊んだ時はさぞ面白かったんだろうかと言うとそうでもなく、正直なところ無難な感じというか、そこまでハマった感じもしませんでした。
実際、体験会の後からすぐにサイファを本格的に始めたわけではなく、第5弾の発売時に開催した公式の大規模イベントから遊び始めました。
なので、最初からFEのファンアイテムとして遊んでいるわけではないです。純粋にカードゲームが好きで遊んでいるわけでもありません。
FEサイファで遊んでいる方々は大方この2パターンのどちらかかと思いますが、僕は単純に友達が欲しかっただけでした。そう言ってしまうと非常に空しいのですが、あの時は必死だったのです。今思えば、相当に無理をして遊んでいたと思います。
コミュニケーションに主眼を置き、シリーズのことについて色々と調べたりとか、話題を作るために実際に遊んだりとかしてました。FEに関係ないところでも、仕草とか会話の内容なんかは結構気にしてました。
自分がどうするというよりは、対戦を通じてどういう人が受け入れられるのかとか、逆に不快だったりつまらないのかということを考えるようになりました。FEサイファはプレイヤーの年齢層が比較的高めでしたので、良くも悪くも学ぶことは多かったと思います。
そうした経験を積んで人間的に成長できた…と個人的には感じますが、FEサイファから知り合った人たちから見れば、あんまり変わったようには感じていないかもしれないですね。そうであれば良いなと思います。
何はともあれ、一つの趣味でありながら多くの人々と関わりを持てたことは、かけがえのないことであります。当初の目的は達成できたと言っていいと思いますので、動機こそ後ろ向きでしたが、遊んで良かったと心の底から思います。
また「一芸は道に通ずる」ということわざがありますが、何だかんだ5年近く同じ趣味を続けていたことで、カードゲーム自体の遊びとしての魅力が理解できたと感じます。今まではイラストとか単純にゲームのルールが面白いか否かとかに目が行きがちでしたが、根底にはデッキの構築からその改善までのサイクルがあって、それを考えることが面白い。本質ですね。
言ってしまえばこんなことカードゲームに限った話じゃないんですが、気付けたおかげで様々な物事の見え方とか価値観にも影響があったよなぁと思います。気付かなければ、絶対にReバースなんて遊んでなかったし、液タブも買わなかったしブログも始めなかったと思う。
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最後の年にも関わらず色々と儘ならないままサービス終了となってしまうことは非常に残念ですが、受け入れなければならないことも事実です。
サイファのサービスを終わらせたからには、今後のFEシリーズ、延いてはインテリジェントシステムズの動向に注目していきたいと思います。きっと良い作品を創ってくれると信じて。
以上、また次回!