おさしみ備忘録

どうでもいいけど忘れたくないこと

今1番泣ける競馬ゲーム【ウマ娘 プリティーダービー】

こんばんは、アカミです。

 

もう僕から言うまでもないかもしれませんが、ウマ娘ですよ、ウマ娘

 

umamusume.jp

 

メディアミックスのIPコンテンツとして、数年前からアニメやマンガが商品展開されています。ゲームは配信延期になって、最近遂にサービススタートとなった運びです。

 概要としては、プレイヤーが現実の競走馬を擬人化したウマ娘のトレーナーとなり、担当するウマ娘を様々なトレーニングにより育成し、ウマ娘の目標とするレースへ出走させ勝利へ導くゲームです。

 

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舞台は現実によく似た世界。京王線も走っとる。

 

好きな声優さんが出演されているので情報だけ認知していましたが、そもそも競馬を全然知らないことと、動物としての馬が好きなので擬人化は違うかなーと思ってスルーしてました。

 

ゲームの話題性がスゴイので、いつもどおり流行りに便乗して遊んでみると、無料ゲームとは思えない作り込みですっかりウマ娘の虜です。純粋にゲームの出来が良い。

 

 

ウマ娘ひとりひとりに焦点を当てたストーリー

競馬の育成シミュレーションゲームといえば、馬を育ててレースに出走し、繁殖によりその遺伝子を次世代へ託す…強い馬を育てていくサイクルを楽しむものです。

ウマ娘においてもその根幹は変わらないのですが、なんせ『ウマ娘』ですから、繁殖してはいサヨナラとはいかないわけです。

 

ですので、他の競馬ゲームに比べると育成要素に力を入れています。もちろん、繁殖の要素が蔑ろにされているという訳ではありません。(むしろそれこそが育成ゲームの肝なので外せない)

ウマ娘それぞれにデビューから目標達成までのストーリーがあって、世代交代を繰り返するわけではなく、同じウマ娘を何度も繰り返し育成することになります。このストーリーがアツい。

 

なぜウマ娘は走るのか、バックボーンを知ることで育成に身が入るし、レースで勝てば一層うれしい訳です。逆に、育成が足りなければ当然負けてしまうし、その悔しさは計り知れない。自分自身の力量不足を残酷に突き付けられます。

繰り返し同じことをするということは、身も蓋もないことを言えば作業ゲームなわけですが、ウマ娘の場合は「勝たせてあげたい」という気持ちが原動力となるんです。

 

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▲結果が出せたときは感動も一入

 

遊びとしては俺の屍を越えてゆけに近いかもしれません。俺屍RPGなので、一本の太いストーリーの上でゲームが展開されていきますが、ウマ娘の場合はそれぞれのウマ娘に朱点童子と戦う理由があるわけです。ウマ娘俺屍の小分けパック。

 

謎のライブと魅せる演出

このウマ娘の世界観、レースで1着を取ったウマ娘はレース後のライブ(?)でセンターを貰える(???)ということになってます。数少ない美少女コンテンツ要素。

 

このライブがまた曲者で、チュートリアルで見るときは正直なんだこれって思うんですが、前項を踏まえて育てたウマ娘がライブに立つとなるとかなり感慨深いです。明らかに競馬とミスマッチな要素なのに。

 

スマートフォンで遊ぶ場合、通常は縦持ちでゲームを進行しますが、このライブが始まるときは横持ちに切り替わります。ライブ中に一時停止もできます。親切設計です。

モーションやカメラワークもかなり凝っている上に、楽曲数も結構な数あるみたいです。

 

音ゲーなら分かりますが、育成ゲームの、しかもご褒美要素でここまで創り込む意味が分かりません。それぐらい良くできているなと思います。さすがCygamesです。

 

ライブ以外にも、レース中の画面構成はスマートフォンの縦画面をめいいっぱい使って、非常に迫力があります。

普通に競馬ゲームなら横画面が当たり前に思えますが、ウマ娘は人間…なのかはよくわかりませんが人型なので、縦画面の方がウマ娘の正面側からのアングルが映えたり、横幅が狭い方がより白熱した演出ができるのかもしれません。知らんけど。

とにかく、縦画面での表現を選んだのは英断だったと僕は思います。レース終盤の直線での攻防は、手に汗握ること必至です。

 

おわりに

ウマ娘のゲーム自体は難産でしたが、出来上がったものは非常に良い出来で、競馬の知識がなくとも遊びやすいものに仕上がっていると思います。

特に従来の競馬ゲームは馬の繁殖の仕組みが難しく、理解しないとなかなか先に進めなかったと思います。ウマ娘の場合は、強い能力を持ったウマ娘をフレンドから借りて次世代のウマ娘に継承できるので、あんまり難しく考えなくても遊べるようになっています。もちろん、仕組みを理解したほうが良いことに変わりはないですが。

 

このゲームのおかげで、競馬場で盛り上がるおっさんや、アイドルを追っかけるおっさんの気持ちも理解できるような気がします。

以上、また次回!