おさしみ備忘録

どうでもいいけど忘れたくないこと

ココ

こんばんは、アカミです。

 

夏は…と言いたいところが、冬になってしまったポケモン映画「劇場版ポケットモンスター ココ」を観てきました。

 

www.pokemon-movie.jp

 

ネタバレするつもりは無いですが、何かあってからでもアレなので、記事は映画を観てからご覧いただくことをオススメします。間違いなく言えることは、今年のポケモン映画は面白いし、当たりです。あとココがめっちゃ可愛いです。

 

 コロナの影響で公開が冬にずれ込みましたが、個人的にはそれで良かったと思います。家族と過ごす時間が増える(かどうかは人それぞれですが)年末年始こそ、親子をテーマにした内容が映えますね。

 

予告のとおり、内容は親子の在り方とは何かを問いかけてくるタイプの映画です。王道展開で分かりやすい内容でしたが、子供が観ていて面白いのかは疑問です。迫力満点の盛り上がるシーンとかギャグシーンはかなり少ないので、会場内からすすり泣く音は聞こえてきましたが、笑いとかは起きなかった。家族連れで訪れている人たちばかりだったので、やっぱり親世代に刺さっているのかなという印象です。子供から観るとちょっと不安というか、酷な内容かもね。

 

劇場版ポケットモンスター ココは、終始ココが主役として描かれます。サトシとピカチュウはあくまで脇役というか、補佐的な役割です。人間の子供であるココを、ポケモンであるザルードが森の掟を破ってまで育てていました。サトシとココの出会いをきっかけに、ココは自身の存在について疑問を持ち、出生の謎に迫っていきます。

 

ココはポケモンに育てられたので、人間の言葉は分かりません。ココとザルードたちの会話ではみんな言葉を喋りますが、そうでなければココはポケモンのように振る舞います。ポケモン映画は、主役ポケモンだけご都合主義によりテレパシーで喋りがちなので、その辺しっかりしてきたのは素直に関心しました。

 

事前情報で過去最高傑作とか、悪役が相当クズとか、めちゃくちゃハードル上げていて大丈夫かと思っていましたが、概ねその通りでした。最高傑作かどうかは人それぞれですが、悪役の行動理念については真面目な悪役だなと感じました。突拍子もなく世界征服みたいなめちゃくちゃしちゃう訳ではなく、人間らしい感じがして良かったです。

 

内容以外にも音楽が今までのポケモン映画と毛色が違う感じがして新時代を感じました。特にその辺は詳しくないので超主観的な感想ですが。気のせいかもしれない。最後の最後にめっちゃ擦られてるBGM流れたし。

 

サン・ムーンは結局映画が作られなかったわけですが、この映画はソード・シールドの映画ではないけれど、”らしい”映画だと思います。ソード・シールドは世代交代みたいなシーンが印象的に描かれていましたけど、親子の関係性と似たところがありますよね。

 

ココやザルードは最終的に親子って何か、自分たちの生き方って何か答えを出すわけですが、そのへんはずっともやもやしています。決して批判ではないです。親になったら何かわかるのかもしれないです。

 

またどこかでココに出会えるといいね。

以上、また次回!